一級建築士事務所 イーストサン株式会社
 

 


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大規模修繕工事の進め方-2
2.パートナー選び

多くの管理組合では理事の交替制が多く、また、専門的な知識的や情報に乏しいのが現実ですので、大規模修繕を進めていくときには何らかのパートナーを必要とするケースが一般的です。
又、「人材不足」という理由で長年のわたり理事の任にあるケースでも独善的になってないか。いう不安もありますので、外部(区分所有者以外)のパートナーが必要になるのです。
そこで、まず管理組合としては、パートナーを必要とするのか、必要とする場合には誰をパートナーとするのか、ということを考えてみたいものです。

2−1)どのようなパートナーを選ぶのか?

Q3
パートナーを必要としますか?
NO(不要)

YES(必要)

Q4
その属性は?
下記の図を参考にしてください。

2−2)パートナーに求められるもの?

例えば

  1. 区分所有者全体の利益を優先する立場にたてること。
  2. 合意形成に最も重要な「公正」「公平」「明朗」な考え方にたてること。
  3. 資産価値の維持向上に役に立つような提案力があること。
  4. 経済性を常に念頭においていること。
  5. 広く意見を聞き、それを集約できること。

他にも選定する基準はいろいろあります。
例えば、経験年数、資格、人柄(性格)、会社規模、年齢(世代)、性別?出身、事務所の所在地などでしょうか。 
しかし、最も大切なことは、皆様のマンションにフィットした人がいいでしょう。

Q5
パートナーとしてはどんな人がいいのでしょうか?
?

2−3)大規模修繕の進め方の例

設計事務所がパートナー選びとなった場所の標準的な例(外壁塗装等建築系)はおよそ別表の通りです。
但し、これはあくまでも標準的な例で、マンションの規模や工事の内容、積立金残高等々個々のマンションではそれなりの事情にあわせて考える必要があります。
また、個々の設計事務所でも細部はその方式が異なります。

3.調査診断の意味とは?

建物の状況を調べることは大切なことです。事実を調べないで大規模修繕の話を進行していくと「このマンションはやたら漏水が多いらしい」というような悪い情報だけが集約されがちです。
管理組合も管理会社も又、管理人も一件知っているようであやふやな情報で検討しているケースがよくあります。
そこで

Q6
事実を調査していますか?
NO(不要)

YES

Q7
その調査期間の属性は?
NO

ということになります。


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