では、競争原理の導入には、どのような形があるのでしょうか? それは、大きく分けて下記の三通りなります。
- 施工会社数社から見積書を提出してもらい、それを比較して決定する。
- まず、「設計図書(仕様書)」を作成し、それに基づいて競争する会社から 見積書を提出してもらう。
- 他〜・または・の変形(工事条件だけを決める/提案を受ける/他)
1の方法は、従来多く行われました。しかし、工事の仕様(内容)や数量に違いがあることによって、実際に比較検討が出来ない状態になってしまうことがあり、いろいろなトラブルの基になりかねません。特に問題になった例としては「総工事金額だけで判断して決定したら、色々な工事箇所が抜けていて、それを契約金額外の追加工事として請求され、結果的に高い買い物になってしまった」というケースです。
これを事前に防止しようとするのが2で、近年ではごく一般的に行っているもです。これは、工事の仕様(内容)や数量を共通のものにして競争するものです。誤解をしている人が意外に多いののですが、工事は内容で決まっているのではなく、その内容を選択するのであって、それは本来、発注者たる管理組合が充分に把握しているべきことです。自分たちが買う物を知らないというのは、チョット変だと思います。
そこで
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